※本記事は一般的な情報共有を目的としたものであり、特定の個人に対する判断・助言を行うものではありません。
最終的な判断は、必ずご自身の責任において行ってください。
「貯金はしている」
「NISAも始めた」
それでも、なぜか将来が不安。
30代でお金に悩む人の多くが、この状態にいます。
この不安の正体は、単純にお金が足りないことではありません。
多くの場合、お金の役割が混ざっていることが原因です。
特にややこしいのが、保険の役割です。
保険は「安心を買うもの」と言われますが、何に対して、どこまで備えるのかが曖昧だと、保険に入っても不安は消えません。むしろ「まだ足りないかも」と不安が増えることすらあります。
この記事では、30代が混乱しやすい
- 保険は「守るお金」のどこに入るのか
- 生活防衛費との違いは何か
- 不安を増やさないための整理の順番
を、できるだけシンプルに整理します。知識を増やすより先に、「判断が楽になる土台」を作ることが目的です。
30代のお金の不安は「守る設計」ができていないことから始まる
30代は、結婚・出産・住宅・転職など、人生の変化が重なりやすい時期です。
収入が増える人も多い一方で、支出も増え、将来の選択肢も増えていきます。
このとき不安になりやすいのは、未来のイベントが見えてきたからです。教育費、住宅ローン、親の介護、病気、会社の状況、昇進や転職の可能性。こうした「もしも」が増えるほど、心は落ち着きにくくなります。
そこで多くの人が「とりあえず保険」を検討します。
でも、ここでつまずきます。なぜなら、保険は万能ではなく、守れるものと守れないものがあるからです。ここを整理しないまま加入すると、保険料だけが増えていき、安心感が追いつきません。
そもそも保険は何を守るお金なのか
保険の役割は、とてもシンプルです。
発生確率は高くないが、起きたときのダメージが大きいリスクに備えることです。
- 病気やケガでまとまった医療費が必要になる
- 働けない期間が発生し、収入が減る
- 家族がいる場合、万一のとき生活を継続できない
ここで大事なのは、保険は「お金を増やす手段」ではないということです。
投資のように資産を育てるものでも、貯金のように積み上げるものでもありません。保険は、損失の穴を小さくするための仕組みです。
生活防衛費と保険は役割が違う
「守る」という意味では同じに見えますが、生活防衛費と保険は役割が違います。
- 生活防衛費:収入が止まったり減ったりしたときに、生活を一定期間まわすための現金
- 保険:医療・死亡・就労不能など、特定の出来事で大きな損失が出るリスクをカバーする仕組み
たとえば、会社を辞めた・転職まで時間がかかった、という状況では、生活防衛費が直接役に立ちます。一方で、病気で入院が必要になった、働けない期間が長引いた、という状況では、保険が効くケースがあります。
つまり、まずは生活防衛費で「生活の継続」を守り、足りない部分を保険で補う、という順番が自然です。
生活防衛費が薄いまま保険に偏ると、日常の不安(収入減・転職・家計崩れ)に弱い状態になりやすいので注意が必要です。
30代が保険で迷い続ける理由は「不安を全部カバーしようとする」こと
30代が保険で迷うのは、選択肢が多いからだけではありません。根っこは、不安をゼロにしようとしてしまうことです。
ですが現実には、人生の不安はゼロにできません。ゼロにしようとすると、保障を足し続けてしまい、保険料が家計を圧迫します。すると「投資に回せない」「貯金が増えない」という別の不安が増えてしまいます。
おすすめは、次のように「守る範囲」を決めることです。
- 生活防衛費で、最低限の生活が何ヶ月維持できるかを確認する
- 自分にとって致命的なリスク(長期入院・働けない等)だけを保険で補う
- 「安心のため」ではなく「損失を小さくするため」と捉える
これだけで、保険の判断はかなり楽になります。必要以上に悩む時間が減り、その分を「家計の改善」や「将来の資産づくり」に回せるようになります。
まとめ|30代のお金の不安は「守るお金の順番」を整理するだけで軽くなる
30代のお金の不安は、保険商品選びが間違っているからではありません。
多くの場合、守るお金の設計が曖昧なだけです。
ポイントは順番です。
- まず生活防衛費で「生活の継続」を守る
- 次に保険で「致命的な損失」を小さくする
- 最後に余剰資金で「育てるお金」を作る
この順番が腹落ちすると、「何を優先すればいいか」が見えます。
不安をゼロにするのではなく、不安をコントロールできる状態に近づく。30代の家計は、その状態を作れた人から強くなります。
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